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インド英語の特徴

数ある英語の中でも日本人の耳にはとても聞き取りづらい英語です。単語や言い回しはそんなに込み入ったものを使わず、ベースにはイギリス英語があるのですが、問題はインド人の発音です。ヒンディー語がベースとなっているインド英語の発音は、抑揚が少なく、息継ぎせずに延々としゃべっているように聞こえます。一瞬別の言語を聞いているのかと錯覚してしまうこともあります。また単語としても、ヒンディー語やウルドゥー語から入ってきているものがあります。

インド英語は、「英語」というよりは「インド英語」という一つの言語として捉えたほうがいいかもしれません。もちろん、何の素養もない状態で一からヒンディー語を学ぶよりはインド英語に慣れるほうがはるかに楽ですが、アメリカンイングリッシュに慣れてしまった人には少々時間が必要です。

インド英語はおおむね1億5千万人程度の話者がいると言われていますが、これはインド国内のほか、パキスタン、スリランカ、バングラデッシュ、ネパール、ブータン、モルディブなどの近隣諸国でも使われます。また、中東諸国でもインドからの出稼ぎやビジネスの結びつきが強い地域、インド人が多かったり、インド人とやり取りすることの多い地域では、このインド英語が主流となります。例を挙げれば、ドバイなどのインド系住民の多いエリア、一部の東南アジア諸国、フィジー、イギリスの一部、モーリシャスなどです。ただインドの人口に比して話者が少ないと思われるかもしれませんが、格差の激しいインドでは初等教育を受けることが出来ない人たちも数多くいます。体感では、1億5千万人というのは英語だけで生活が出来る、ビジネスができる層で、実際に日常の中ではもっと多くの人がインド英語を使っていると感じられます。

インド人はとにかくよく喋ります。一緒に会議をするとインド人を黙らせるのが一番難しいと言われるほど喋りますが、これは自己主張や自分の意見をきちんと表明できるように子供の頃から教育されているからとも言われますが、実際、彼らがよく喋っているように聞こえるのは彼らの使う「インド英語」のせいも多少はあるかもしれません。抑揚なく単調かつ早口でどこで文章が切れるのか分からないような話し方だと、同じことを言っていてもなんだか余計に多く話しているように聞こえてしまうものです。「間」や「沈黙」、じっと聞き入ることを大切にしてきた日本人とは育ってきた文化も違いますが、こちらが必死で伝えようとすれば向こうも聞く耳は持ってくれます。

インド英語に固有の表現の例としては、数字の単位があります。英語では通常、million(百万)、billion(10億)という区切りがありますが、インドではlaks(10万)、crore(1000万)の区分で数えます。LaksはLakh、あるいはLacとも表記されます。またこれは地域にもよりますが、achchaという表現があり、これはgoodと同様の意味で用いられます。

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