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貿易事務での英語レベルはどれくらい必要か

貿易事務はインボイスやパッキングリストなどの貿易書類の作成から、海外取引先への連絡文など英語を使う機会は多いですが、決まった単語のみしか使わないため、そんなに高い英語力がなくとも実務を行うことができます。

輸送トラブルなどの際に現地のフォーワーダーから電話がかかってくるということもありますが、内容を互いに理解している者同士であり、言うことはほとんど決まっています。TOEIC換算で600点もあれば十二分に業務を行うことができますし、筆者の知人には500点ちょっとでも貿易事務としてバリバリ働いている人もいます。たしかに800点を超えるスコアを持つ人も珍しくない職場で、中には990点といった人もいます。

実際、貿易事務の職場は英語に自信がある人が多いのですが、こうした場合、英語力はオーバースペックといえるような方も結構います。それだけの英語力があるに越したことありませんが、実際のところ中学で習う英語が全て使いこなせれば、連絡業務にはほとんど困りません。また、職場では決まった文章のテンプレートを使ってメール本文の一部だけ直して送るというようなことも多いので、貿易に固有の用語と、自社の取引、製品、業界に固有の用語を少し覚えればそれで事足りてしまいます。

むしろ貿易書類の流れや作成手順などの事務処理能力が求められます。これが遅いと、書類が滞ることで輸出が遅れてしまったり、社内での売上げ訂正といったような面倒な事態になってしまいます。

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