TOEICの勉強法。スコア500点から900点以上を目指す
英語資格の代名詞、TOEIC
企業内での昇進や研修、大学・大学院の入試、プレースメントテスト(クラス分けテスト)、就職などTOEICが必須となりつつあります。一昔前は、英語の得意な人だけが履歴書に書いていたものが、今では逆に何も書いていないと、「英語はできるの?」と聞かれる始末で、もはや必須の資格といってもいいでしょう。企業が社内での活用を積極的に始めるのに呼応して、大学や大学院の入試もTOEICで代替する動きが広がってきました。より実践に近い英語、実学に近いものをということで、英語資格の代名詞ともいえるTOEIC。
ここ10数年で受験者の数は上昇の一途で、もはや日本で一番スタンダードな英語能力を証明する資格といってよいでしょう。おおむね毎月(場合によっては隔月)の決まった日曜日に受験することができますが、1回に全国で10万人以上の受験者がこの試験を受けます。受験する回によって不公平さが出ないよう、受験後にはスコアとともに今回の受験者の中でどれくらいの位置にいるのか概ねわかるような指標(Percentile rank,パーセンタイルランク)もついてきます。
全世界で年間約500万人、日本で年間約168万人が受験する
筆者は今でこそ海外営業を担当していますが、もともと英語ができるというわけではありませんでした。TOEICの自己ベストは950点ですが、これも最初からとれたわけではありません。
皆さんの中にも英語の文法や理屈はよくわからない、なんとなくフィーリングや直感に近いもので問題を解いてきたという方がいるかもしれませんが、私はまさにこのタイプです。
三単元のSと言われてもよく分からず、過去分詞だとか動名詞だとか何を意味するのかよく分かりません。なんとなくこれが正解ではないかと思ったことを書いて凌いできたのですが、筆者は未だに論理的に文法がこうなっているからこの問題はこれが正解だという説明ができません。「理屈で覚える」ということが大の苦手です。
実はこうしたタイプの方はTOEICと相性がよいです。というのも中学や高校の英語の問題のように、瑣末な文法事項をちくちく聞いてきたり、引っ掛け問題があったりすることは稀で、「大枠」を理解するタイプの問題が圧倒的に多いからです。
文法を勉強せず、直感で900点を超える
筆者の実践してきたTOEICの勉強法は、文法が分からないからといってあてずっぽうで問題を解く方法とは違います。中学、高校と英語ではずいぶん苦労しましたが、それもそのはず、学校で使われている英語の学習方法が自分には全くあわなかったからです。教科書を一から丁寧に読んだり、文法の理屈を暗記したり、こうしたことができませんでした。
かわりに、フィーリングで解く方法、語感で正解を割り出す方法を鍛えに鍛えました。結果、TOEIC950点、思うように使えないもどかしさがあるとはいえ、英語を使う仕事にも就くことができました。
筆者のやっていたTOEIC勉強法では満点は難しいかもしれませんが、900点以上ならば何とかなります。
「英語なんてできないよ」とか「英語苦手」とか言っている人たちが700点、800点、はては900点以上のスコアを取っていたりする世の中ですが、勉強のやり方さえ身についてしまえば、誰でも高得点を狙える資格です。
時間がなくても少しずつ続けていけば必ずスコアは上がります。多くの人にとっては、試験まであと数ヶ月もない、あまり勉強に時間を使えないという方がほとんどだと思います。ここでは筆者が試して効果があった勉強法、知人・友人や勉強仲間と検討してきたやり方や体験談を中心に紹介していきます。
毎日コツコツ続けるのは大変なことです。最初は1週間に1日だけ時間を作ってやってみるのもよいと思います。英語はどんなにできる人でも使っていないと思うように言葉が出てこなくなります。
英語の学習は、自分にあったやり方を探す旅
私の恩師はよく語学の学習を山登りにたとえていました。頂上へ至る道は一つではなく、いろいろな道がある。自分に最もあった道を探すことそのものが語学の学習である、というような意味のことをよく言っていました。最近になってその言葉がようやくわかるようになってきました。
このサイトを通じ、あなたに最もあったTOEICの勉強法を探すお手伝いができれば幸いです。
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