TOEICスコアアップのテクニック
時間がある方には、目標を一気に高くせずに一歩ずつ点数を上げていく方法がおすすめです。すでに試験を受けられたり、模擬試験問題をやって課題が見えている方は、毎回その部分を重点的に学んでスコアアップしていく方法が早道です。
数ヶ月や数年間も英語を勉強するなんて無理!という方には短期間でスコアアップする方法もあります。もっとも基礎力に応じて限度はありますので、スコアの底上げをはかるには、やはり腰をすえた学習が必要です。
一発勝負。今回ダメならあとはない。時間がなく、もしくは勉強が継続できない方へ
筆者も英語以外にもインドネシア語とロシア語を学んでいたのですが、語学とはなんといっても「継続」と「日々活用」がものを言います。あなたも日本語を意識して学んだ、というよりは自然に日々使うなかで覚えられたと思いますが、外国語にしても意識的に使っていくことが重要です。覚えた表現はテストのためだけのものではなく、生活や仕事で使うためのものです。
こうした環境にないあなたには、まずTOEICの模試問題集をおすすめします。TOEICは時間配分から解き方のコツまで、ある程度の「慣れ」もスコアに関係してきます。書店で模試問題集を手に入れたら、通しで解いてみましょう。まずは本番の時間通りに実施し、答えあわせを念入りにします。模試の問題集には丁寧な解説がついているものがよいです。一問一問見直しながら答えあわせ、間違えた部分は自分なりに納得できればよいですが、分けが分からないという場合は、その部分の英文を10回以上声に出して読んでみるとよいです。
一発勝負で、時間がない場合にはとにかく実践形式でトレーニングしてください。人にもよると思いますが、TOEICに出ないような問題形式のものをやってもすぐに効果は出にくいかと思います。そして、間違えたものをとにかく重点的に繰り返しとく、どの分野、どのカテゴリーの問題をよく間違えるのかしっかり自覚し、その苦手分野を克服していくことです。
ある程度時間をとれる方、継続して勉強していける方へ。英語で表現、発信すると英語の見方も変わります。
読む、書く、聞く、話すをバランスよく実施していけるのが理想ですが、実際には読む、聞くが主体で、人によっては書く、また話すを取り入れるのは難しいという人も多いでしょう。
日々話すことが難しい場合、シャドーイングなどの一人で「話す」技能を鍛える技法もありますが、まずは日記やブログを英語でつけてみる、ツイッターを英語でやってみる、とか簡単なところから継続していく方法がおすすめです。英語で文章を書く場合、文法を間違えていたら恥ずかしいとか、みっともないとか、通じないんじゃないかとかいろんなことが思い浮かんであまり挑戦しない人がいますが、ナンセンスです。筆者も仕事柄、非英語圏の多くの人と互いにとって外国語である英語を使ってコミュニケーションをとっていますが、理解不能な「不思議」表現や、その土地でしか使われていないと思われる「ご当地」表現、はてはその人が勝手に作り出したと思われる造語まで飛び出してきます。とにかく、相手に何かを伝えたいということが先行しており、もちろん「言いたいことを言う」ために少しは考えるでしょうが、皆が皆、英語の文法教育をきっちり受けたとか、独学でやったとかいうわけではありません。そんな怪しげな英語でも仕事はまわっていきますので、もちろん一部表現や文法が絶対不可欠な分野もありますが、まずは「伝えるために使う」を第一義に考えて書いてみるといいでしょう。
己の力量を知ることからすべては始まる
実際問題、英語ができるようになりたいと考えるとき、自分は英語ができないからという前提で物を言う人が多いですが、客観的に何が分からなくて何が分かるのか、自分の力量がどの辺りになるのかを知る必要があります。
これは勉強を続けていく上では、常に意識しておくとよいかと思います。結局のところ、英語は生涯を通じて学んでいくものになりますし、ゴールといってもそれが頂点ではありません。今回はこの部分を習得していきたいとか、目的や到達したいレベルを絞って一歩ずつやっていくのが結局は最も効果的な勉強法です。
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