はじめてTOEICを受験される方へ
間口が広く、敷居の低い英語資格試験
TOEICを受験する目的は人それぞれですが、資格試験である以上、高スコアを取れればそれに越したことはありません。履歴書やエントリーシートに書く必要がある、会社から求められている、受験で必要など動機はまさに人それぞれでしょう。この試験は合格、不合格ではなくスコアで結果が出るタイプの試験であり、いわゆる他の資格や入学試験などで言う「落とすための試験」ではありません。理解度や達成度を見ることのできる試験で、英語の生涯学習や日々のスキルアップにも活用していける間口の広い資格試験です。
試験である以上、ある程度のテクニックはありますし、効率的な勉強方法もあるでしょう。ただ、これから英語を学習していこうという意志のある方は、単にスコアをとるテクニックだけではなく、英語力そのものの向上に主眼を置いた学習方法・勉強方法をおすすめします。一度きりの受験なんてもったいない、できれば一定期間ごとや学習の進捗にあわせて活用していくと、新しい地平が見えてきます。あるスコアまでは努力した分がわりと見えやすい試験でもあります。
120分間、200問。休みなし。体力と集中力も
実際の試験についていえば、合計200問を120分間休憩なしで解き続けるなかなか体力の使う試験です。前半のリスニングは一方的に流れてくるリスニング問題を受け身で聞いていくことになりますが、後半の75分間はうまく時間配分を考えて回答していくリーディングパートになります。睡眠時間を削って前の晩に勉強するなんてことはやめたほうがよいです。前日はぐっすり寝て、あとは当日考えましょう。また、座席の位置によって音が聞こえにくいことがあります。これはまあ、日本人にとっては英語だと余計に聞き取りにくいことも関係があるのですが、こうした場合は、試験が始まる前に音声のテストしていますので、試験官の方に聞こえにくい旨伝えましょう。
まわりのことは気にしない
試験開始後、すごい勢いで皆カリカリ何か書いていますが、あまり気にしないようにしましょう。早々に回答し終わってのんびりしているように見える人もいますが、その人たちの大半は問題が分からなくて試験放棄をしている人たちです。まともに解いて30分も40分も時間があまる試験ではありません(ごく一部例外もいますが)。あと、どうしてもリスニングなどはメモが取れない関係上、各々設問が読まれた後にいっせいにカリカリとマークシートを塗りつぶす音が聞こえますが、自分がその選択肢を正しいと思わない限り、つられてマークしないようにしましょう。なぜか、試験会場に行くと皆英語のプロみたいな顔に見え、非常に焦りますが、そんなことはありませんので平常心を保つことです。
最後に、時計、鉛筆、消しゴム、受験票あたりは必須となりますので忘れ物をしないように!あとは会場に行けば何とかなります。
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