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TOEICの文法問題集

文法書を一から読んで進めていく勉強法ではなく、直感を使って問題を解く方法では、数多くの表現や言い方になじむ必要があります。とにかくこの部分が苦手な方は、数をこなしてみることをおすすめします。回答が終わったら、必ず答え合わせをして正しい表現を口に出して何度か発音してみましょう。

耳でリズムを捉えて覚えてしまう

とはいえ、理屈ではなく直感にこだわるのであれば、この部分の根幹をなす勉強法はリスニング・ヒアリングになります。リスニングの教材の中には、イディオムばかり集めたものや、TOEICの短文穴埋め問題で出てくるような、短い文章だけを読み上げたタイプのものがあります。これを繰り返し聞いて、耳で覚えてしまいます。丸暗記とまでいかずとも、リズムだけでもつかめれば、あとは実際の問題を見たとき、なんとなくこれではないかという勘がはたらくようになってきます。聞く時間は個人差はあるでしょうが、一日2〜3時間はどこかで時間を作ってやる必要があります。時間が作れるなら、それこそ一日8時間でもかまいません。移動時間、何かをしながらでもかまいませんので、耳を使わないタイプの作業をしているときには必ずBGMとして流すようにしましょう。料理を作っているときや、ストレッチや体操中、ジョギングやウォーキング中、通勤の途中、寝る前のちょっとの間、風呂に入っている間、なんでもかまいません。ただ音楽鑑賞やテレビとは一緒にできませんので、音が混在するような空間ではやらないほうがいいでしょう。言語は結局のところ、理屈はありますが、習得にはリズムが最も大きなウェイトを占めているのではないかというのが筆者の考えです。

短文穴埋め形式(選択式)になっている問題集は、こうしたヒアリング練習を数百時間こなしたあと等、節目節目で試していくと良いでしょう。また多量のリスニングを行った後は、必ずテキストで綴りを確認しておきましょう。耳やリズムで覚える場合の一つの難点は、最初は正確に文に書き取れるほど聞き分けられてはいないため、単語と単語をひとつの塊で把握しているに過ぎません。語尾がどうなっているのか、単語の末尾を確認するには読み上げられているものと同じテキストを見て覚えます。ただ、これを早い段階でやってしまうと、耳で覚えることになりませんので、十分に聞いてからやったほうが筆者の場合は効果が出ました。

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