TOEIC勉強法と試験対策

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TOEICのスコア目安と基準

TOEICの受験後、リーディング、リスニングの点数のほかにスコア別の評価の一覧表も送られてきます。今回の受験者数や、自分がどのくらいの人数の層にいるのかなどが分かるほか、リスニングで三段階、リーディングで四段階の評価を行なっています。

リスニング

リーディング

それぞれのスコアごとに、受験者に一般的に見られる「長所」と「短所」が書かれていますので、今後の学習やさらなるレベルアップにも活かせるでしょう。

また公式サイトには、受験者の点数分布なども出ていますので、受験回ごとにスコアにばらつきがあるならば見比べてみるのもよいと思います。

世の中で通用するスコアって?

こうした学習目的や公式による発表とは別の、いわゆる世間一般でいうスコア基準、どのくらいのスコアをとれていたら評価されるのか、英語ができると言われるのか、あるいは英語を使う仕事に就けるのかという視点もあるかと思います。

このスコアの基準というのは各企業や学校などによっても異なるため、何点以上がどれくらいのレベルであるのか一概には言えませんが、800点を超えていれば、たいていの場合、上級者として英語が使えることのアピールになるでしょう。600点以上あれば、中級者として英語の基礎的なルールがわかり、英語でのやり取りが行えると言えます。ただ、実際に英語を使っているか否かによって語学力は差が出てきますので、スコア=英語力という具合にはいかないのが難しいところです。

筆者の友人の会社では、課長職は全員920点以上が必須だそうで、下回ると降格させられるということですから、企業によってもずいぶんとTOEICスコアの活用の仕方は異なるようです。

英語は一生かけて勉強するもの

なお、これから仕事で英語を使うかもしれないという方はいずれ実感することになると思いますが、TOEICが900点を超えていても楽に仕事ができる、ということはないです。筆者も海外営業として各国の顧客と日々やり取りしますが、伝えたいことがうまく伝わらないもどかしさを感じなかった日はありませんし、米国在住10年の同僚も同じことを言っていました。

なお、上級者の域に来た人たちはスコアの伸び方が努力に見合わなくなってくると思います。以前は1ヶ月頑張っただけでもスコアがぐんと上がった!なんてこともあったかもしれませんが、900点以上になると10点を挙げるのも、スコアの水準を維持するのも大変です。

英語が母語ではない人にとっては、英語を使って何かすることが勉強になりますので、文字通り、一生勉強といえそうです。ゆっくりと楽しく長く続けていくことが一番大切に思います。

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