TOEICリーディングの試験対策
TOEIC試験におけるリーディングパートはリスニングが終わってからそのまま回答をはじめることになります。リスニング部分ではいっせいにナレーションがはじまり、いっせいに終わるため、リーディング部分の問題開始は受験者全員同時になりますが、時間配分や回答する順番はすべて受験者で決めることができます。
TOEICリーディングの問題構成
問題構成は、以下の通りです。
- 短文穴埋め問題(40問)
- 長文穴埋め問題(12問)
- 読解問題(48問)
※受験回により問題数の割合は変わることがあります。また場合によっては新しい種類の問題が出てくる場合もあります。
短文穴埋め問題は、短い文章に空欄があり、選択肢から適切なものを選んでマークするというタイプで、この問題に時間をかけすぎると後がつらくなります。できることなら30秒以内には解きたいところです。長文穴埋め問題は、長文と入っても、短文が3〜4程度つながっているような長さで、前後の文脈から空欄に入るものを類推するタイプのものと、短文と同じように、その空欄の前後だけから回答可能なものとがあります。単語の意味や用法を理解しているかを見る語彙力(ボキャブラリー)問題、文法の正しい使い方、活用を見る問題などが出てきます。最後を締めくくる読解問題は、一問の回答に時間のかかる問題群で、ある程度のまとまった文章を読み、それに関した設問に回答する形式です。英語が比較的得意な人でも、頭からすべて文書を読んでいてはとても最後まで回答するのが困難です。読解問題は、一つの文書から設問を回答するタイプと、二つの関連する文書があり、それらについて回答するタイプとがあります。
リーディング対策のポイント
まず、リーディング対策で重要になるのは「時間配分」です。流れてくる放送を受け身でこなしていくリスニングとはここが根本的に違います。分からない問題は基本的に飛ばしていきますが、筆者の場合、読解問題の最後までいってからでは飛ばした問題を解く時間がなくなってしまうため、各問題のカテゴリーごとで完結させています。たとえば、短文穴埋め問題40問を最初にときはじめ、わからなければすぐ次に、40問最後を解いたら、短文穴埋めで分からなかったところを回答します。このカテゴリーが終わってから、次の長文穴埋めに入ります。
リーディングの試験については、時間が無制限にあればもう少しスコアがとれるという人もいると思いますが、時間についてはかなりシビアと考えたほうがよいです。ある程度勉強してきた人であれば、どうやっても全くわからないという問題は少なく、むしろいかに限られた時間内で、正確に内容を理解するかという点を試す問題と考えたほうがよいかもしれません。ときに丁寧さよりもスピードのほうが重視されることもあるビジネスの現場によくあう資格試験といわれる所以です。
スポンサーリンク