TOEICを900点超えましたが、英語が流暢に出てきません。また職場で現地法人の担当者と英語でテレビ電話による会議をするのですが、こちらの言っていることが1割も通じておらず、向こうの英語も半分も聞き取れません。
900以上のスコアがあるということは、英語の基礎的なことはもう分かっているということです。相手の言っていることがまったく理解できない場合、内容についての理解が足りないのか、英語力のせいなのかよく見極める必要があります。
実際のところ、TOEICスコアでは本来の英語力を見ることができないのではないかという批判は以前からありました。英語を使って仕事を進められる人はTOEICの点が高くなる傾向にありますが、TOEICの点が高いからといって英語を使って仕事を進められるわけではないという点が以前から指摘されており、TOEIC向きのトレーニングをしていると英語はそんなに話せなくとも高得点をとることができてしまいます。
このスコアと実際の英語力とのギャップに悩んでいる方は少なくなく、まずは一言、二言でもかまわないので、会議の場で話す練習からはじめてみるとよいでしょう。
また、インド英語や中東の英語など、日本人にとって一部聞き取りにくい英語が存在するのも事実です。これには「慣れ」るしかありません。教材の中にはインド英語などをまじえたものもありますが、訛りがかなりやわらかくセーブされており、本場の訛りを聞き取る練習にはならないものがほとんどです。
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