海外営業と貿易事務の関係
海外営業と貿易事務は、いわば国内営業における「営業担当者」と「営業事務」と同じように二人三脚で仕事を進めていくパートナーです。もっともなかなか噛み合わない組み合わせもあるため、和気藹々といった雰囲気ばかりではないことが多いでしょうが、ともかく、この二つの職種は海外へものを売るための両輪といえます。
営業マンの経験がある方なら、営業事務と関係がこじれて仕事がうまく進むわけがないことは重々承知のことと思いますが、これは海外営業についても同様です。出張中などのサポートやフォローも貿易事務担当者の腕にかかってくることが多いため、たとえば、海外で商談中にすぐに物流ルートの確認やコスト試算が必要な場合、取引のあるフォーワーダーに直接電話するよりも、まずは社内の貿易事務担当に連絡して確認してもらうというほうが多いと思います。
海外営業はたいてい貿易事務の内容を把握していますが、細かい入力作業の手順は、貿易管理システムなどの入力手順などは知らないこともあります。海外営業としては、貿易事務の仕事内容をよく理解し、必要な場合サポートやフォローもしたりしつつ、仕事も頼むというスタンスが大切です。
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