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貿易事務の志望動機って?

職業には男女の別はないというのが世で言う建前ですが、事務職の多くは女性というのが現実です。特に貿易事務についても元来女性が多い職種です。

気になる志望動機といえば、海外取引先とのやり取りや業務を円滑に進めていくという仕事ですから、こうしたことにやりがいを感じる、ということや今まで貿易実務に取り組んできたのであれば、貿易事務の面でこういう貢献ができるという点を述べていくとよいでしょう。

貿易事務をやっていればトラブルに見舞われるのはしょっちゅうで、そうしたトラブルにどのように対処したのかというのはよいアピール材料になります。杓子定規ではなく、状況に応じて柔軟な対応ができるということのほか、海外との取引では海外側のほうがアバウトな人が多いですから、そういう取引先との間のやり取りをルール化して業務がミスなく円滑に進むように整理した、などの実績もセールスポイントになるでしょう。

面接官が聞きたいのは極論すれば、「今までどんなことをしてきたのか」と「これから何がしたいのか、うちにどんなメリットがあるのか」だけです。

ただ、海外への憧れや海外に出て働いてみたいといった動機はそぐわない職種です。日本の会社で雇用される場合、貿易事務の仕事は常に日本の事務所にいることが求められ、事務所内で海外の得意先や自社の関係会社とのやり取りを行います。サポート、支援のためのスタッフであるため、海外とのやり取りにしても、営業的な内容については海外営業担当が行うことが一般的です。それらまでやりたいという場合は、うちのように貿易事務と海外営業が分離されていないような会社を探す必要があります。

英語が苦手という人はどちらかといえば少ない職種で、海外旅行などを趣味にする人も多いと言えます。もっとも、貿易事務を実際にやってみるとわかりますが、英語が得意ではない人は結構多く、あまり高いレベルの英語力はいりません。会社や業界、取引形態にもよるのですが、実際の業務では中学で習う英語が完璧に使いこなせればほとんど困らないレベルと言えます。

決まりきった貿易書類をミスなく、正確かつ迅速に作成することができるというほうがスキルとしては重要な職種です。

まとめると、以下のようなことが伝わる志望動機が効果的です。

海外とのやり取りでは、ともかく思い通りにならないことが殊のほか多く、理不尽なことや、無茶なことを言ってくる相手、人の言い分をまったく聞かない相手など、様々なタイプの相手と英語でやり取りすることになります。そうした環境でも相手とコミュニケーションをとり、業務を円滑に進めていけるかどうかがポイントです。

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